生き方としてのヨガ 著/龍村修

友人から借りた本、諸事情で途中までしか読んでいない。

 

ヨガに限らず、中医学チベット医学の哲学との共通点もあげながら

真に大切なのは氣を意識すること、氣を含めた全体(宇宙・神)を意識して生活することであるという理論をエッセイと方法紹介で説明している。200ページほど。

 

そこから気になったこと、思ったことが3点。

  1. 断行、離行、捨行
  2. 清める
  3. 下座行、奉公行

 

1.断行、離行、捨行

ある物事があることやすることが当然のことと思っていると、

その物事が本当に必要なのか、

どんな意味があるのか、どのような効果をもたらしているのかがわからなくなる。

そこで、物事の必要性や意味を実感するために一定期間、

普段行っている事を辞めてみる。ものを捨てて見る。例えば買い物とか、食事とか。

そうすることで、自分の執着があらわになって、それにこだわる必要があるのか見直す機会を得ることができる。

 

2.清める

毎日垢や汗で汚れる体を洗うこと(清める)は、

自分の管理義務として当然のことと考えている。

一方で、心についてはどうか?

心に汚れが溜まることは理解していても、それは自分の外部が原因であって

自分から汚れが出るなんて思ってもいないことの方が多いのではないか。

しかし、体と同じように心にも垢が溜まるとしたら?

毎日心を清めること(空にする)も自己管理の当然の義務ではないだろうか。

気持ちの疲れを他人のせいにしないで、

日常の汚れ、新陳代謝だと思って処理するととても気が楽になる気がする。

 

3.下座行・奉公行

お金を払って野菜を買うと、その野菜は自分の所有物でどのように扱ってもよいと思いがちだが、野菜にも野菜の命がありそれを大切に頂く義務が自分にあることを忘れてはいけない。

このように、ついつい自分を上位(上座)に置いたものの考え方をしがちであるが、

常に他者(この場合は野菜)を上座に置き、自分は下座にいる意識を持つことで、

傲慢に怠慢になりがちな自己の意識を戒めることができる。【下座行】

 

見返りを求めずに物事を行う。。。。奉公行。。。あまり頭に残っていない。

 

>>>その後、実際の体の使い方や宇宙観の説明が続く。ヨガの世界観も興味があるので、上の3つを試したあと(だいたい2ヶ月後かな)に全部読もうと思う。

 

 「生き方としてのヨガ」